第49回衆院選は31日、投票日を迎える。即日開票され、同日深夜にも大勢が判明する見通し。岸田政権の新型コロナ対策や経済政策に加え、9年近く続いた安倍、菅両政権の政治姿勢に有権者はどのような審判を下すのか。本県では5小選挙区に12人が立候補。自民党が議席を独占できるか、立憲民主党が複数議席を獲得できるかなどが焦点だ。県内有権者数は約162万人。各陣営は選挙運動最終日の30日、県内各所で最後の訴えに臨む。

 県内では自民が全小選挙区、立民が1~4区、共産党が1、5区、日本維新の会が1区に候補者を立てている。

 【1区】13期目を目指す自民前職の船田元(ふなだはじめ)氏(67)が先行し、立民新人の渡辺典喜(わたなべのりよし)氏(38)、維新元職の柏倉祐司(かしわくらゆうじ)氏(52)、共産新人の青木弘(あおきひろし)氏(60)が追う展開。

 【2区】6期目を目指す立民前職の福田昭夫(ふくだあきお)氏(73)と、公認争いを経て一本化された自民新人五十嵐(いがらし)清(きよし)氏(51)が激しく競る。投票先が決まっていない自民や公明支持層に加え、無党派層の動向が勝敗の鍵を握る。

 【3区】4選を目指す自民前職の簗和生(やなかずお)氏(42)が自民、公明支持層のほとんどを固め、立民新人の伊賀央(いがひろし)氏(57)を引き離す。伊賀氏は非自民票を取り込み、巻き返しを図る。

 【4区】9期目を目指す自民前職の佐藤勉(さとうつとむ)氏(69)に、立民新人藤岡隆雄(ふじおかたかお)氏(44)が挑む。2人による初の一騎打ちは、組織力で勝る佐藤氏に対し藤岡氏は草の根で支持を訴え、接戦の様相。無党派層の動向や、大票田・小山市の票の行方が注目される。

 【5区】10選を目指す自民前職、外相の茂木敏充(もてぎとしみつ)氏(66)が、自民、公明支持層のほとんどを固め、独走する。共産新人の岡村恵子(おかむらけいこ)氏(68)は非自民票の取り込みや、比例票の上積みに注力する。