最近はやや落ち着いてきたとはいえ、新型コロナウイルスの影響でさまざまな制限が続く日々。「コロナさえなければ」と恨めしく思ったことは一度や二度ではない。

 大人でさえそう思うのだから、毎日多くのことを吸収して成長する子どもたちへの影響はどれほどか。楽しみにしていた学校行事やこれまでの努力をぶつけるはずの部活動の大会が中止になったこともあったかと思うと、気の毒でならない。

 子どもたちの前向きな姿勢に頭が下がったのは、先日、矢板中で開かれた「夢講座」を取材した時のことだ。目に入ってきた同校生徒会のスローガンは「こんな時代(とき)だからこそ」。簗瀬(やなせ)のり子(こ)校長(59)は「子どもたちは現状を悲観するのではなく、今できることは何かを考えて行動している」と目を細めていた。

 31日は衆院選の投票日。コロナ禍でもたくましく、しなやかに頑張る子どもたちの未来のためにも、有権者である私たちも“今できること”をしていきたい。