衆院選で投票終了時刻を繰り上げる市町

 31日投開票の衆院選で、県内の全25市町のうち12市町が、全ての投票所で投票終了時刻(原則午後8時)を繰り上げることが27日、各市町への取材で分かった。ほかにも2市が一部投票所で終了を早める。夜の投票者数が少ないことや立会人の負担軽減、期日前投票の浸透などが主な理由という。一方、「投票率の向上を最優先したい」として終了時刻を堅持する自治体もあり、判断は分かれている。

 全投票所で終了時刻を繰り上げる市町のうち、午後6時までとするのは大田原、那須烏山市、益子、茂木、那須町。足利、小山、真岡市、那珂川町は午後7時までとする。鹿沼、日光市は、地域によって午後6時か午後7時までとなる。栃木市は真上集落センターを午後4時、出流町公民館を午後6時、他の投票所を午後7時までとする。

 佐野市は73カ所の投票所のうち、田沼、葛生地区の一部(17カ所)で午後6時までとし、残りは通常通りとした。矢板市は、開票所から遠い高原自治公民館のみ午後6時で締め切る。

 1時間繰り上げる真岡市は、その理由を「午後7時以降は投票者が少なく、期日前投票も有権者に定着している」と話す。長時間拘束される立会人の負担軽減を理由に繰り上げる自治体もある。

 足利市は昨年の知事選から、1時間の繰り上げを始めた。「開票結果を早く出してほしいという要望がある」とする。栃木市も「開票を早く進められ、経費も減らせる」と説明する。

 宇都宮市など11市町は、投票終了時刻を午後8時までとする。野木町などは「遅い時間も比較的人が訪れている」、那須塩原市は「投票率向上を期待したい」と強調した。

 公職選挙法では、投票時間を午前7時~午後8時と定める。特別な事情がある場合、市町村選挙管理委員会は、終了時刻を4時間以内で繰り上げることができるとしている。