県教委は25日、大田原市湯津上の国史跡・上侍塚古墳の発掘に着手した。古墳の規模や築造年代の確定のためで、同古墳の周溝調査は4世紀とされる築造以来初めて。埋蔵文化財センター(下野市)の調査課内山敏行(うちやまとしゆき)副主幹(56)は「土器などの遺物が見つかれば、年代や下侍塚古墳との築造の前後関係などの解明にもつながる」と期待する。