水揚げされたホンモロコ

 【那珂川】町の特産品で高級食材として知られるコイ科の淡水魚ホンモロコが、町内の養殖池で水揚げの時季を迎えた。20日は大内の久通(くづう)ホンモロコ養殖組合が管理する4アールの養殖池で関係者約10人が作業に取り組んだ。

 町内では2011年から地元農家らが休耕田を活用して養殖に取り組んでいる。養殖池は6カ所。春にふ化した稚魚を半年間かけて育て、例年計約1トンが水揚げされる。

 この日は組合員と町職員が協力して体長10センチほどのホンモロコを網で捕らえ、絡まった藻を取り除いた。水揚げ量は約120キロだった。

 特産品「里山ほんもろこ」として町内の宿泊施設や飲食店などへ出荷され、小中学校の給食でも提供される。同組合の大森銀寿(おおもりぎんじ)組合長(72)は「今年も成育は順調。から揚げや天ぷらなどにして、たくさんの人に味わってほしい」と期待を寄せた。