佐藤陣営の集会会場ではサーモグラフィー設置などの対策が取られた=16日夜、壬生町

藤岡陣営の集会会場。参加者には氏名などの記入を求めた=16日午後、栃木市内

佐藤陣営の集会会場ではサーモグラフィー設置などの対策が取られた=16日夜、壬生町 藤岡陣営の集会会場。参加者には氏名などの記入を求めた=16日午後、栃木市内

 衆院解散後初の週末となった16日、栃木4区から立候補予定の2人が総決起集会を開いた。解散から投開票まで17日と短期決戦である上、新型コロナウイルス禍で行われる初めての総選挙。感染防止に苦慮し、大規模集会を見送る陣営も多い。4区の2陣営は人数制限や分散開催などの対策を講じ、集まった参加者に支援を訴えた。

 通常の総決起集会では、大規模会場に1~2千人規模の支持者を集め、選挙に向け士気を高める。しかし今回は、両陣営とも感染対策の対応に神経をとがらせながら実施した。

 自民党前職佐藤勉(さとうつとむ)氏(69)の陣営は、下野市のグリムの館と壬生町中央公民館で開催。感染防止のため両会場で人数制限を設け、壬生町の会場では定員千人のところを500人に抑えた。入り口に設置したサーモグラフィーで検温し、参加者の氏名記入なども徹底した。

 壬生町後援会長の小菅一弥(こすげかずや)町長は、町役場新庁舎に対する国からの補助金や会員制量販店「コストコ」が進出する六美町北部土地区画整理事業など、佐藤氏の実績をアピール。「勝ち抜くため、1万3千票をたたき出そう」と呼び掛けた。佐藤氏は「これほど危機感を持って選挙に臨んだことはない。乗り切るためには皆さんの支援が必要だ」と熱く語った。

 「頑張ろう三唱」で声を上げたのは登壇した選対関係者のみ。参加者は無言で腕を突き上げた。

 立憲民主党新人藤岡隆雄(ふじおかたかお)氏(44)の陣営は会場を5カ所に分散し、参加者を100~200人に制限。入場の際は住所や連絡先を記入するなど、参加者の情報管理を徹底した。

 写真共有アプリを活用した「インスタライブ」も使って会場の様子を伝え、来場できない支援者にもアピールした。

 小山市文化センターで開かれた集会には、浅野正富(あさのまさとみ)同市長や同市議、野木町議、立民の支持母体の連合栃木関係者ら約200人が参加した。

 藤岡氏は「コロナの影響を受けている人たちの状況を支えるのが政治の役割ではないか。今回議席を取れなければ政治家として活動する資格はない。最後の挑戦になる」と訴えた。