2021とちぎ衆院選 予想顔ぶれ

 衆院が解散した14日、県内でも各党が19日公示、31日投開票の衆院選に向け動きを加速させた。5選挙区の独占を目指す自民党は、候補者調整が決着した2区で挙党態勢の構築を急ぐ。前職の2区を含め複数議席の獲得を目指す立憲民主党は、党幹部が早速小山市に入り、新人の当選と議席増を訴えた。

 「衆院選勝利のために、2区で挙党態勢を築くことが何より重要だ」。自民県連の木村好文(きむらよしふみ)幹事長は14日昼に県議会棟で開かれた「とちぎ自民党議員会」の総会で、出席した県議に協力を求めた。

 分裂が懸念された2区は、小選挙区と比例で候補者のすみ分けが成功。今週に入り木村氏は、対立していた西川公也(にしかわこうや)元農相や党幹部と相次いで会談するなど活発に動いた。「比例を含め、全ての県内候補者の当選に全力を尽くす」と力を込めた。

 自民と連立政権を組む公明党の山口恒夫(やまぐちつねお)県本部代表は「自民と今まで以上に選挙協力を行い、小選挙区5人全員の当選を目指す」と強調。比例では北関東ブロックの3議席奪還を目標に掲げている。

 政権交代を目指す立民は、同日夜に泉健太(いずみけんた)政調会長が来県し、JR小山駅西口で街頭演説を行った。松井正一(まついしょういち)県連幹事長は「解散当日に党幹部が訪れるのは、期待の裏返しだ」と勢いづく。

 2区に加え、新人を擁立した1、3、4区での勝利が目標。「政治の転換点になるべく4人の必勝を目指す。3~4割いる無党派層に向けいかにわれわれの政策を浸透させ、理解してもらうか」と話し、無党派層の掘り起こしに全力を挙げる。

 1、5区に新人を擁立した共産党県委員会の小林年治(こばやしとしはる)委員長は、岸田政権を「安倍・菅政権の継承にすぎない」と厳しく批判。「市民と野党共闘の勝利と党の躍進を実現し、新しい政権を目指す」と抱負を語った。