宇都宮競馬の名ジョッキーだった内田。60歳を過ぎても華麗なフォームで騎乗を続けている=浦和競馬場

騎乗技術は衰え知らず。メインレースを制して笑顔を見せる内田=浦和競馬場

内田利雄

宇都宮競馬の名ジョッキーだった内田。60歳を過ぎても華麗なフォームで騎乗を続けている=浦和競馬場 騎乗技術は衰え知らず。メインレースを制して笑顔を見せる内田=浦和競馬場 内田利雄

 かつて宇都宮競馬の名ジョッキーだった内田利雄(うちだとしお)が60歳となった現在も浦和競馬所属騎手として活躍している。2005年3月の宇都宮競馬廃止後は全国各地の地方競馬に短期で騎乗し、中央競馬でも重賞を制した。ピンク色の勝負服でファンから愛される“ミスター・ピンク”は「まだまだ乗り続けますよ」と、還暦を迎えてもなお現役続行の意欲十分だ。

 9月下旬の浦和競馬場パドック。レース前、カメラが向けられるとレンズへ流し目を送った。おなじみのファンサービスだが「(無観客開催なので)活躍できない」と苦笑い。そんな冗談を言っても、本番では流麗な騎乗姿。経験を重ねた技術は衰えを知らない。

 1978年10月に宇都宮競馬場でデビュー。13日現在の勝利数は3570、騎乗は2万5371回を数える。5日に60回目の誕生日を迎え、「減量がきついし、昔は40代の騎手さえいなかった。この歳で乗れているのは奇跡」。60歳を超えた現役騎手は地方競馬で内田を含め5人だけだ。