「たかが、されど」はさらに強まった印象だ。民間調査会社ブランド総合研究所(東京都港区)による今年の都道府県魅力度ランキングが発表された。民放のゴールデンタイムの生放送である▼「魅力度」は、80を超えるブランド調査項目の一つにすぎず、昨年は福田富一(ふくだとみかず)知事が総合評価を求め同社に直談判した。今年も同じく下位に低迷する隣県知事から批判的な声が上がっているという。されど世間の注目度は「たかが」と片付けられないほど高まっている▼肝心の本県順位は41位。初の最下位を1年で脱出した。県の「47(そこ)から始まる栃木県」プロジェクトや、情報接触度が低いとされる西日本での活動が実を結びつつあると思いたい▼とはいえ、手放しでは喜べない。本県の点数は前年から4・8ポイント上がって16・2点だった。全国的に上昇基調にあり、その幅はほぼ平均並み。上位は軒並み2桁上がっており、物足りなさは残る▼点数からは、本県に魅力を感じていない人が、最大で100人当たり84人、最少でも68人に上る試算ができる。順位だけでなく、こちらの数字も気にして改善を図りたい▼本県の魅力は決して低くはないはずだが、広く知ってもらうのが簡単でないことを県民は実感している。「されどランキング」である。地道なアピールが求められるだろう。