記者 福田警部、これだけ報道されているのに、なぜ新たな特殊詐欺被害が発生してしまうのですか。

 福田警部 被害者の約9割は「(私は)被害に遭わない自信があった」と答えています。ところが犯人は言葉巧みに被害者を慌てさせ、パニック状態にし、正常な判断能力を奪ってしまうのです。

  具体的にはどんなことを言ってくるのですか。

  A 「会社の金を使い込んでしまった。このままでは逮捕される」「保険料の還付がある。すぐ手続きをしないと受け取れない」などとあおってきます。綿密なシナリオに沿って、複数の人物が代わる代わる登場するので、ついつい信じてしまうのです。

  高齢の被害者が多いイメージがありますが。

  65歳以上が全体の9割を占めています。固定電話が使われた被害者はほぼ全て高齢者ですが、メールを送りつけてだます手口では、現役世代や若者の被害者もいます。