次期衆院選栃木2区を巡り、自民党県連の木村好文(きむらよしふみ)幹事長は12日、宇都宮市内の県連事務所で2区支部長の西川公也(にしかわこうや)元農相と会談し、自民公認候補となった五十嵐(いがらし)清(きよし)前県議(51)の選挙対策本部の顧問に就くよう要請した。西川氏は前向きな考えを示した一方、比例に回った長男の西川鎭央(にしかわやすお)前県議(50)について、北関東ブロック名簿の登載順位を上位にするよう党本部に要請することを求めた。

 木村氏によると、西川氏は鎭央氏の後援組織と相談するとして回答を保留したが、「できる限り応えたい」と話したという。西川氏の要請に対しては、13日に党本部を訪れ要望を行うことを決めた。

 県連としては西川氏を五十嵐氏陣営に迎え入れ、「挙党態勢」をアピールする狙いがあるとみられる。

 また、会談では鎭央氏が片山(かたやま)さつき元地方創生担当相との2連ポスターを掲示する2区掲示板の扱いも協議し、岸田文雄(きしだふみお)首相の単独ポスターに張り替えることで合意。2区の街宣車を五十嵐氏陣営に引き継ぐことも確認したという。

 会談後、木村氏は記者団の取材に「注文したことは全てのんでもらった」と満足げに語った。五十嵐氏と鎭央氏の選挙協力が進むとの認識も示し、「地域によっては2人で街頭演説する場面もあると思う」とも述べた。

 一方、西川氏は会談後に党本部を訪れ、党幹部と面会した。鎭央氏の上位処遇を求めたとみられる。

 2区では立憲民主党現職の福田昭夫(ふくだあきお)氏(73)も立候補を予定している。