斎木さんが自宅に設けた雨水の貯留タンク。設置費用の補助に力を入れる動きが進む=6日午後、宇都宮市立伏町

雨水浸透ますの仕組み

斎木さんが自宅に設けた雨水の貯留タンク。設置費用の補助に力を入れる動きが進む=6日午後、宇都宮市立伏町 雨水浸透ますの仕組み

 県内市町で、住宅の雨水貯留タンクや浸透ます設置の補助に力を入れる動きが広がりつつある。従来の河川のハード整備中心から、流域全体で豪雨を受け止め、被害を減らす方向にシフトする「流域治水」では、住民も取り組みの一端を担うことが求められているからだ。台風19号が本県を直撃して12日で2年。「総力戦」で挑む治水は、各家庭レベルにも波及している。

 「堤防を高くするだけでは追い付かないでしょう」。宇都宮市立伏町、斎木淳(さいきあつし)さん(66)は2年前と今年、自宅に各120リットルの雨水貯留タンクを設置した。

 合わせて4万円ほど。市から3分の2補助が出た。家庭菜園などの目的で設置したが、市の説明で河川への雨水流出抑制に役立つと知った。台風19号では鹿沼市で災害ボランティアの活動をした。「いかにみんなで(タンクの)数を増やすかが大切になる」と話す。