定期接種の日本脳炎ワクチンだけでなく、任意接種のおたふくかぜワクチンも春ごろから全国的な供給不足に陥り、接種延期を求められる状況が続いている。接種が再開できるのは11月ごろになる見通しだ。吉野医院(宇都宮市)の小児科医吉野弥生(よしのやよい)さんに、おたふくかぜの症状やワクチン接種の現状などを聞いた。

 おたふくかぜの正式名称は流行性耳下腺炎。ムンプスウイルスによる感染症で、くしゃみやせきのしぶき、ウイルスが付着した物に接触することで感染する。耳の下の腫れや発熱が主な症状で、治療薬はなく対症療法が中心となる。幼児期や学童期の子どもの感染が多い。

 ワクチンは2回の接種が推奨されている。1回目は1歳になったら可能で、2回目は小学校就学前に打つことが多い。費用は1回につき約6、7千円で、県内では一部を助成する市町もある。