流れてくる土砂をせき止める砂防堰堤が完成。周辺の住民は「これでやっと安心できる」と話した=7日午前、宇都宮市下小池町

自宅を見回る高橋さん。被災直後から手つかずで、石のように硬くなった土砂もある=7日午前、宇都宮市下小池町

流れてくる土砂をせき止める砂防堰堤が完成。周辺の住民は「これでやっと安心できる」と話した=7日午前、宇都宮市下小池町 自宅を見回る高橋さん。被災直後から手つかずで、石のように硬くなった土砂もある=7日午前、宇都宮市下小池町

 台風19号による被害から、12日で2年を迎える。土石流が発生した宇都宮市北部・篠井地区の下小池町では、周辺の避難勧告が今年8月下旬、約1年10カ月ぶりに解除された。同様の被害を防ぐ砂防ダムは9月下旬に完成。「住み慣れたこの場所へ早く戻りたい」。避難生活が続く住民は自宅再建へ、ようやく歩みを進める。

 台風19号により2019年10月12日、下小池町の雷電山東側斜面で土石流が発生。同市によると、けが人はいなかったが、住家1軒が全壊、3軒が一部損壊の被害を受けた。

 二次災害の恐れがあるとして周辺5世帯11人へ発令された避難勧告は、砂防堰堤(えんてい)工事が進み、今年8月26日に解除された。現在、周辺では重機やトラックが行き来し、畑の土砂の搬出作業などが進む。関連の災害復旧工事は本年度末までに完了予定という。