判決後、取材に応じる福田被告(左)=11日午後、宇都宮市内

判決後の会見で頭を下げる福田被告(左)=11日午後、宇都宮市内

判決後、取材に応じる福田被告(左)=11日午後、宇都宮市内 判決後の会見で頭を下げる福田被告(左)=11日午後、宇都宮市内

 宇都宮市議らが昨年11月の知事選告示前に福田富一(ふくだとみかず)知事への投票を呼び掛ける違法文書を配布した事件で、宇都宮簡裁で11日に公民権停止2年の有罪判決を受けた知事の次男で前同市議福田陽(ふくだあきら)被告は、閉廷後に県弁護士会館で記者団の取材に応じ「裁判所の判断を重く受け止めている」と頭を下げた。控訴の方針や今後の政治活動は「後援会や弁護人から助言をもらいよく考えたい」と述べるにとどめた。福田被告が取材に応じたのは、公判後初めて。

 判決公判には、これまでと変わらず上下黒のスーツに紺のネクタイ姿で臨んだ。両手と背筋を伸ばしたまま前を見て判決に耳を傾けていたが、「公民権停止2年」と告げられた瞬間はやや視線を落とした。

 「共謀ではないと争ってきたので認められず残念だった」と法廷での心境を振り返った。書類送検されてから約10カ月。「捜査から裁判まで真摯(しんし)に向き合ってきた。正直に自らの関わりを述べてきたのですが…」と肩を落とした。

 判決では「真摯に反省しているとまでは、認められない」と指摘されたが、「深く反省している」と不本意そうに反論。約30分の対応後は深々と一礼した。