洋菓子店の店主に画面越しに質問する児童

 【宇都宮】新型コロナウイルスの影響で中止が検討されていた田原小2年の校外学習「レッツゴー! 町たんけん」が一転、リモートで実現した。本来は地域の事業所や施設を児童が訪問するが、ウェブ制作会社クレバーフレーバー(宮原4丁目)の協力の下、ビデオ会議システムで訪問先と学校をつないだ。児童は教室から画面越しに見学や質疑を楽しんだ。

 国の「GIGAスクール構想」で配備された1人1台のパソコン端末を活用。リモートによる実施を提案した同社の小林拓馬(こばやしたくま)社長(36)は「新しい試みとして一つのモデルになれば」と話す。

 当日の6日は小林さんが赤いジャケット姿でリポーターを務め、児童が訪問するはずだった3カ所からウェブカメラで中継。同社スタッフ2人が撮影と教室での技術的サポートを行った。

 児童18人は、画面に映し出される訪問先の様子を食い入るように見詰めた。洋菓子店では、普段なら危険なため見られないオーブンの中や長いナイフなどが「リモートなら安全」と特別に披露された。児童は「リモートでもいろんないいことがある」などと喜んだ。

 この日のために2年担任の赤羽根彩(あかばねあや)教諭(31)と訪問先の担当者、同社スタッフが約1カ月間、打ち合わせを重ねた。石川晴美(いしかわはるみ)校長(56)は「GIGAスクール構想は始まったばかりで、先生も児童も手探り。学校だけでは実現は難しかった」と協力に感謝した。