濃厚系「鶏そば」

とび職だった安納さん。店内は古民家の建具を使用。

濃厚系「鶏そば」 とび職だった安納さん。店内は古民家の建具を使用。

 この店に来たらぜひ味わってほしいのが、小麦を皮ごと石臼でひいた「全粒粉麺」。店主安納弘恭(あんのうひろやす)さん(55)のこだわりで生まれた。黒っぽい見た目や「ざくざく」とした食感は、日本そばに似ていて野性味がある。

 ラーメン好きが高じて15年前に開業した安納さんは「日本そばとラーメンのどちらにするかで迷っていた」というほどのそば好きでもある。「そばの延長線上のようなラーメン」は「好き嫌いが分かれて最初は苦労した」ものの、徐々にファンを獲得した。

 全粒粉麺のほかに一般的な中華麺もあり、それぞれ細麺と平打ち麺を選べる。スープは「あっさり系」と「濃厚系」各数種類の中から、好みの麺と組み合わせて注文する。

 せっかくなので全粒粉の細麺を人気の濃厚系「鶏そば」(850円)でいただいた。ざくざく感のある麺が、鶏のだしとゼラチンでとろみのついたスープのうま味を吸い込んでいく。独特の歯応えは癖になりそう。表面をあぶって香ばしく仕上げた軟らかいチャーシューにも感動した。

 このほか全粒粉平打ち麺限定の「つけ麺」もお薦めだ。

 ◆メモ 宇都宮市宝木町1丁目56の1。午前11時~午後2時半、午後6~8時半(緊急事態宣言期間は5時半~8時)。水曜定休。(問)028・621・8704。