天せいろそば

店を営む木佐森夫妻

天せいろそば 店を営む木佐森夫妻

 季節の食材を使った日本料理を提供する店の看板は、毎朝、石臼で手びきしたそば粉で打った十割そば。

 仕入れるそば粉は、旬に合わせて産地や品種を変えており、それぞれの特徴が生きる打ち方で仕上げる。「二八の艶やかさと、十割の香りと深さを意識しています」と、店主の木佐森丈二(きさもりじょうじ)さん(41)。みずみずしい麺には、そばの香りと甘みが詰まっている。

 昼は、エビやカボチャ、菜の花など季節の天ぷらが付いた「天せいろそば」(並、税別1800円)がお手頃。コース料理では、締めで登場する。

 店は昨年3月、田川沿いにオープンした。15歳で料理人の道に進み、都内の日本料理店で修業を積んだ丈二さんが妻奈美(なみ)さん(44)と二人三脚で営む。

 そば以外の料理は、彩り豊かで華やか。味、見た目ともに心満たされる品々ばかりだ。母子家庭で育ち、小学生の時から夕飯を作っていた丈二さん。「人を喜ばせたい。手間暇惜しまず、愛情を込めて作っています」と話す。

 新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、テークアウトメニューも始めた。「テーマは駅弁。旅はできないけど、今だからできることで楽しみを提供します」

 ◆メモ 宇都宮市今泉2の1の10。午前11時半~午後2時、午後5時半~8時半(ラストオーダー)。不定休。(問)028・650・3371。