電話で特殊詐欺への注意を呼び掛ける県警コールセンターのオペレーターら=宇都宮市内

 「自分はだまされない」。特殊詐欺は、そんな自信がある人でも陥ってしまう。キャッシュカードを別のカードにすり替えて盗む「キャッシュカード詐欺盗」の被害に遭った宇都宮市、70代男性は、下野新聞社の取材に応じ、「突然の連絡で混乱している間に身分証や被害届を見せられ、ついつい信用してしまった」とうなだれた。

 7月下旬の昼下がり。男性が自宅で庭仕事をしていると、母屋の電話が鳴った。受話器の先の男は警察官を名乗った。

 「あなたの口座が詐欺被害に遭っている」「キャッシュカードを新しくする必要がある。署員を向かわせる」