粒あんおはぎ

きり箱の中に15種類のおはぎが並ぶ。左から2人目が長谷川さん

粒あんおはぎ きり箱の中に15種類のおはぎが並ぶ。左から2人目が長谷川さん

 「甘過ぎる、大き過ぎると、おはぎを嫌う人がいる。そういう人に好きになってもらえるおはぎを作りました」。ユニークなおはぎ専門店の店主長谷川春美(はせがわはるみ)さん(56)はそう話す。

 定番の自信作「粒あんおはぎ」(172円)は甘さ控えめで、ほぼ二口サイズ。素材にこだわり、北海道産小豆を使った自家製粒あんと、お米マイスターに相談しながら選んだもち米を使う。微量の塩分も絶妙にマッチした逸品だ。

 毎日午前2時から仕込む。4台あるという1・5升炊きの炊飯釜でもち米をふかし、冷まして手作業で小さく握る。そして粒あんで一つ一つ包んでいく。「食後のデザートや、おにぎり代わりに。特に女性に食べてもらえるとうれしい」

 今年3月に開業。入り口には、おかめを描いた純白の大きなのれんが掛かる。店内にはショーケースではなく、ふたを閉じた平たいきり箱が並ぶ。その中に粒あんや季節の素材を生かしたものなど、15種類のおはぎが隠れている。

 「ふたが開いた時、お客さんに驚いてほしい」という長谷川さんの店作りの工夫だ。どれを選ぼうかと、迷う時間も楽しい。

 ▼メモ 足利市通1丁目2711の4。午前10時半~売り切れ次第閉店。火、水曜定休。予約可。(問)0284・22・3887。