とちあいかの大福

和菓子が並ぶ店内と福田社長

とちあいかの大福 和菓子が並ぶ店内と福田社長

 餅の白にイチゴの赤が映える。イチゴ、餅、あんを一緒に口へ運ぶと、程よい甘さが広がる。

 かのこ庵の「とちあいかの大福」(1個214円)は、県農業試験場いちご研究所が開発したイチゴの新品種「とちあいか」を使用する。1粒が丸ごと餅の上に乗っており、見た目も印象的だ。昨年11月に販売を始め、好評を得ているという。

 栃木市惣社町の谷中農園が生産したとちあいか、あんは皮むきこしあんを使う。口当たりが滑らかで優しい甘さの皮むきこしあんと、甘さが際立つとちあいか。かのこ庵の福田和男(ふくだかずお)社長(74)は「あんの量も、とちあいかの甘さに合わせ計算した」と語る。

 店頭には現在、50種類以上の和菓子が並ぶ。イチゴの大福は1985年の創業当時から扱う商品の一つ。とちおとめをあんとともに餅で包んだ「苺の娘」(1個178円)は今でも根強い人気で、県外からの注文もあるという。

 イチゴの大福は毎年11月中旬から5月上旬に販売している。福田社長は「とちあいかを知ってもらうとともに、いちご王国栃木の魅力を発信していきたい」との思いも口にした。

 ▼メモ 栃木市薗部町1の1の25。午前9時~午後6時。水曜定休。(問)0282・23・0111。