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薬剤を散布する無人走行車両(UGV)

 【宇都宮】農水省の「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」に本年度、県内で唯一採択された「宇都宮スマートリリーコンソーシアム(実証代表者 平出賢司(ひらいでけんじ)エフ・エフ・ヒライデ社長)」は5日、ユリを栽培している平出町の同社第2ほ場で、人工知能(AI)を搭載した無人走行車両(UGV)による薬剤散布など初の視察会を開いた。

 同組織は、ユリ生産のスマート農業技術導入に取り組む農家やIT事業者、市などで構成し、エフ・エフ・ヒライデは、その実証生産農家。ユリの国内シェアはトップクラスで、国内1%に相当する年間約100万本を生産している。

 プロジェクトでは、新型コロナウイルス禍で花き需要が落ち込む中、低コストで高品質の国産ユリを消費者に提供する先進的なビジネスモデル構築を目指している。

 視察会には、リモートも含めて県内外の農家や農業の研究機関職員などが参加。アブラムシの発生状況をAIで判定し、自動走行で薬剤を散布するUGVの動作テストや、ハウス内での環境データを観測するとともに県外の生産者とデータを共有する環境計測装置「farmo」の使用方法を説明した。

 平出社長は「UGVによって薬剤は約半減、3人必要だった薬剤散布も1人に減らせる。farmoによって県外視察も、スマホでできる」と期待を寄せた。