初回授業でスタッフと話す蛯子さん(中央)=3日午後3時20分、宇都宮市中今泉3丁目

 8月に開校した「とちぎ自主夜間中学」の授業が3日、宇都宮市内で始まった。1期生37人は多様なバックグラウンドを持ち、その一人一人が学びやで紡がれる物語の主人公だ。「人生に胸を張りたい」「日本語を覚えて、たくさんの人と交流したい」「何かを始めるのに遅すぎるということはない」。確かな決意と目標を胸に、人生の新たな一ページを刻み始めた。

 「夜間中学への入学は私の意地なんです」。同日午後、市東生涯学習センターの教室で日光市大桑町、農業蛯子和子(えびこかずこ)さん(72)は力強く身の上を語り始めた。