御岳神社で行われた秋大祭

倉庫を完成させた足利丸信講のメンバー

御岳神社で行われた秋大祭 倉庫を完成させた足利丸信講のメンバー

 【足利】大規模火災の鎮火から半年余りがたった両崖山山頂の御岳(おんたけ)神社で3日、恒例の秋大祭が行われ、関係者や登山客約20人が地域の半年間の無事に感謝した。

 同神社は長野県の木曽御嶽(おんたけ)神社の分祠(ぶんし)。大祭は江戸後期から続き、同神社を信仰、保護する「足利丸信講」が毎年4、10月の第1日曜に行っている。

 神事では、先祖代々、講の先達(せんだつ)を務める大前町、新藤和子(しんどうかずこ)さん(73)が祝詞をささげ、半年間の無事に感謝。家中円満、商売繁盛を祈願した。

 この日は大祭に合わせ、本社の裏手に完成した祭事品倉庫もお披露目した。祭事に使う机やいす、杯などは火災前、本社脇の天満宮に保管していたが、社殿ごと焼失していた。

 倉庫はトタン張り約5平方メートル。建材の木材や鉄パイプなどは講のメンバー4人が往復して運び、約3週間かけて完成させた。

 作業の中心となった講代表の飯塚好久(いいづかよしひさ)さん(73)は「祭りを無事続けられて一安心。今後、垂れ幕なども作り、多くの方に参拝していただけるようになればありがたい」と話していた。