5年ぶりに展示される名刀「山姥切国広」

 足利市立美術館は、市制100周年を記念した特別展「戦国武将足利長尾の武と美-その命脈は永遠(とわ)に」を来年2月11日~3月27日、同館で開催する。足利ゆかりの名刀で、刀剣ファンに人気が高い国重要文化財(重文)「山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)」を5年ぶりに展示する。新型コロナウイルス感染症対策として、入場は原則30分ごとに40人の予約制とし、12月上旬にインターネットで受け付けを始める予定だ。

 山姥切国広は刀工堀川国広(ほりかわくにひろ)が1590年、当時の足利城主長尾顕長(ながおあきなが)の依頼で鍛えた。長さ70・3センチ。

 5年前の展示では、山姥切国広をはじめとした刀剣を擬人化したオンラインゲーム「刀剣乱舞」の人気などを背景に、「刀剣女子」と呼ばれる女性ファンや刀剣愛好者らが詰め掛けた。1カ月で約3万8千人が訪れ、市立美術館や周辺商店街がにぎわった。

 特別展ではこのほか、徳川家康(とくがわいえやす)が足利学校9世庠主(しょうしゅ)(校長職)の三要(さんよう)に与えた国重文「伏見版木活字」(京都・円光寺所蔵)が、足利学校にも伝わる木活字9個と初めて同時展示される。