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初めての授業で教材を確認する1期生とスタッフら=3日午後3時50分、宇都宮市中今泉3丁目

 高齢者や外国人、不登校児童生徒らの学び直しの場として期待される「とちぎ自主夜間中学」の授業が3日、宇都宮市東生涯学習センターで始まった。国籍も年代も異なる個性豊かな1期生37人が、大学進学や日本語習得などの目標へ向かって一歩を踏み出した。

 子どもから80代まで、日本人のほかフィリピン、ブラジル、ペルー出身者などが出席し、八つのグループに分かれて「学びたいこと」や「将来の夢」を紹介し合った。教員のOB・OGや大学生など約50人のスタッフが、通訳や学習支援などでサポートした。

 初代校長の川村滋(かわむらしげる)さん(70)は「一人一人の思いを大切にしながら、皆さんの願いをかなえる楽しい学びの場を提供したい」と意気込みを語った。

 自主夜間中学は、宇都宮大の教員や県内PTAらによる「とちぎに夜間中学をつくり育てる会」が運営する。自主運営でノウハウを培い、県内にまだない公立夜間中学の設置を後押ししたい考えだ。