県内企業では1日、来春に入社する大学生らを対象にした内定式が行われた。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言は解除されたが、今年も感染防止のためオンラインを活用する企業が多かった。参加者はモニター越しの式典で、来春から共に働く決意を新たにした。
足利銀行は、昨年に続きオンライン形式で、内定者計72人が参加した。本店内に設置されたモニターには、自宅などでカメラに向かうスーツ姿の内定者が映し出された。
鈴木栄介(すずきえいすけ)専務は「新しい風を足利銀行に吹き込むことができる存在になってほしい」と述べた。早稲田大大学院の広瀬菜摘(ひろせなつみ)さん(25)は「画面を通して社員や同期となる方々と顔を合わせることができ、気が引き締まる」と話した。