【那須】農家が一時保管している放射性物質を含む指定廃棄物を巡り、平山幸宏(ひらやまゆきひろ)町長は29日の定例記者会見で「スピード感を持って進めたい」と、1期目の任期が切れる来年4月までに暫定集約の方向性を固めたいとの考えを示した。

 指定廃棄物を保管する県内6市町のうち、町の保管量は最多の1680トン。1216トンを保管していた那須塩原市は指定廃棄物を市内ごみ処理施設に暫定集約し、基準値(1キログラム当たり8千ベクレル)を下回ったものから焼却処分するとの環境省案を受け入れたが、町は具体的な進展がないまま農家53戸が保管を続けている。

 平山町長は県内最終処分場の建設計画が難航していることを踏まえ「農家の負担軽減のために仮置き場というところまでいければ。安全安心で風評被害を防ぐ保管の方法を相談したい」と同省との個別協議に前向きな考えを示した。