財務大臣になりきって班ごとに国家予算を考えた生徒たち

 【上三川】財務省関東財務局宇都宮財務事務所と上三川中は2日、同校で財政教育プログラム特別授業を行った。生徒たちが財政の役割や現状について理解を深め、財務大臣になりきって予算編成をシミュレーションするグループワーク(GW)に挑戦した。

 この日は3年生約30人が参加し、同事務所の丸山英敏(まるやまひでとし)さん(35)が講師を務め、日本の健康保険などの公共サービスに必要な予算についてクイズを交えて説明。予算には歳入と歳出があり、毎年多くの国債が発行されていることなどを学んだ。

 GWでは班ごとにタブレット端末が渡され、理想の予算編成を話し合った。「着実に借金を減らす高齢者に優しい社会」「子どもに優しい社会」などのテーマを決め、日本の将来にはどんな予算が必要か意見を交わした。

 3年沼田莉央奈(ぬまたりおな)さん(15)は「医療が発達することで社会保障費が減り、高齢者が長生きできるような予算にした。税金をどうやって使えばいいか考えるのは難しかった」と話した。

 同プログラムは財政を自分たちに関わる問題としてとらえ、国の将来について考え判断できるような子どもたちを育成するのが狙い。県内の公立校で行われるのは初めてという。