県内で初めて確認されたヒアリ(栃木県提供)

 県環境森林部は27日、宇都宮市の事業所に運ばれた輸入貨物の荷台から、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」数十匹が見つかったと発表した。県内でヒアリが確認されたのは初めて。荷台に紛れて海外から侵入したとみられ、周辺への広がりや健康被害は確認されていないという。

 同部によると、24日に事業所の従業員が輸入貨物を載せる木製の台に複数のアリがいるのを発見し、県に連絡した。アリは全て事業所で駆除した。環境省などの調査で、27日に「ヒアリ」と断定された。

 ヒアリは赤褐色で体長は2・5~6ミリ。刺されるとやけどのような激しい痛みが生じる。国内には定着していないとされるが、2017年6月以降、今月16日までに17都道府県で確認されている。今回のように海外経由のコンテナなどに紛れて侵入する例が多いという。

 県などは今後も周辺の調査を続ける。同部は「疑わしいアリを発見した場合は、最寄りの環境森林事務所などに連絡してほしい」と呼び掛けている。