明るくてポジティブ。子ども食堂ネットワークかぬま事務局長の加藤美智子(かとうみちこ)さんの話を聞いていると、食堂を始めるのはそんなに難しくない気がしてくる▼子どもだけでなく、お年寄りや育児に疲れた母親、生きづらさを感じる若者らが食を通じてつながり、癒やされる子ども食堂。栃木市民らの勉強会に講師として登場した。ネットワークは開設したい人の相談窓口も担う▼新型コロナウイルスのまん延で活動の制限を余儀なくされた。逆にコロナ禍だからこそ、その必要性が再認識されている。「知恵を出し合えばできる」。すでに六つある鹿沼市内では、間もなく三つが新たにオープンする▼行政や農協、農家などの支援の輪も広がってきた。「公共施設だと会場代がかからない」「始めるといろんな所からいっぱい支援をもらえる」「お皿とかも、SNS(会員制交流サイト)でつぶやくとホントに集まる」▼もちろん課題は山積する。しかし苦労より、子どもたちからパワーをもらえる楽しさ、喜びがみなぎる。必要なのは「誰かが『この指止まれ』って勇気を持って呼び掛けること」。小さな一歩で仲間も集まる▼子どものため、地域のため、そして自分のため。「子ども食堂が未来を創る」と目を輝かせた。各地の“地域の居場所”で笑い声がはじける日が早く来るといい。