地元の宿泊施設などに配られた御神湯

 【那須塩原】温泉への感謝と塩原の繁栄を祈る秋の伝統行事「古式湯まつり」が23日、塩原温泉街で行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加者を塩原温泉観光協会役員や自治会長ら約20人に制限し、神事のみを執り行った。

 地区ごとの温泉神社で行われていた祭りを統合し、現在の形で行うようになって58年目。塩原発祥の地と言われる湯本塩原の源泉で御神湯をくみ、氏神の塩原八幡宮(はちまんぐう)に奉納した。その後、塩原もの語り館で地元の旅館やホテル、地域住民らへ御神湯を配布した。

 温泉街を練り歩いて御神湯を運ぶ分湯行列や分湯式、日帰り入浴を無料にする温泉ふるまいは中止となった。

 同協会の君島将介(きみしままさゆき)会長(60)は「一日でも早くコロナが収束し、来年こそは盛大に行いたい」と話していた。