国の天然記念物ニホンライチョウの人工繁殖に取り組む那須町大島の動物園「那須どうぶつ王国」(佐藤哲也(さとうてつや)園長)は17日、10、11の両日に同園でふ化し飼育している4羽のひなのうち、2羽が死んだと発表した。

 死んだ2羽は、上野動物園(東京都)から6日に受け入れた受精卵から同園で自然ふ化したひな。

 監視カメラの映像から、1羽は13日午後11時10分ごろ死んだとみられる。同日午前11時ごろまで異常は見られなかったが、午後7時ごろからふらつくようになり、経口補液するなどして経過観察していた。別の1羽は13日ごろから元気がなくなり、抗生剤の投与や強制給餌などで15日には回復傾向が見られたものの、16日午後7時ごろからふらつくようになり、同9時に死んでいるのが確認されたという。

 死んだ2羽とも自然ふ化で直後は異常は見られなかったといい、同園は今後、県外の研究機関に送り原因を精査する。残りの2羽も体重の増加が不安定なため慎重に観察しているという。