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スロープ状になった横断歩道を渡る栃木中央小の児童ら=22日午後1時55分、栃木市入舟町

 車両の一時停止などを促す「スムーズ横断歩道」の実証実験が栃木市内で始まり、22日は小学生の下校時間に合わせて関係者が現地を確認した。

 スムーズ横断歩道は、入舟町の栃木中央小近くの信号機のない長さ約8メートルの横断歩道に仮設された。路面から最大10センチ高いスロープ状で赤色に舗装されており、車両速度の抑制効果が期待されるという。

 関係者が見守る中、児童たちは手を挙げて横断。車両は減速しながら通過していった。

 実証実験は生活道路の最高速度を30キロに規制する「ゾーン30」内の安全性を高める国の事業の一環で、市、県警、国土交通省宇都宮国道事務所の3者が連携して実施している。ゾーン30内での実験は県内初。同事務所は車両の動きや騒音、振動などを動画から解析して効果を検証し、市は結果を踏まえて本設置も検討する。

 県警によると、県内では今年、横断歩道での歩行者と車の事故が8月末までに75件発生。前年比で21件増えた。平野洋行(ひらのひろゆき)栃木署長は「歩行者優先の意識を持って運転してほしい」と呼び掛けた。