「お試しサテライトオフィス」が開設されるまちなか活性化ビル

「お試しサテライトオフィス」が開設されるまちなか活性化ビル

「お試しサテライトオフィス」が開設されるまちなか活性化ビル 「お試しサテライトオフィス」が開設されるまちなか活性化ビル

 栃木県佐野市は近く、首都圏などの企業のサテライトオフィスを市内に誘致するため、市役所前のまちなか活性化ビルに「お試しサテライトオフィス」を開設する。無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」環境などが整った事務所を最長3カ月間、無料で貸し出す。空き店舗などを使ったサテライトオフィス開設を後押ししようと昨年度創設した「新しい働き方環境整備費補助金制度」などとも連動させ、企業の定着を目指す。

 お試しサテライトオフィスは、地方への人・情報の流れを創出するため、総務省が開設を呼び掛けている。市によると、県内ではこれまで県北地域の那須塩原、矢板両市と那須町で始めている。

 市の担当者は「全国的にみて先行自治体は観光地が多かったが、佐野の場合は駅や金融機関が近く、テレワークをしながらも本社へ行きやすいという利便性をアピールしたい」と話す。

 オフィスの開設が予定されているのは、高砂町のまちなか活性化ビルの4階で、広さは約60平方メートル。入居者は三大都市圏に本社や主な事務所を置く企業などを想定しており、県などと共に誘致プロモーションにも取り組む計画。開設に伴う経費として150万円を追加する補正予算案を定例市議会に提出している。

 昨年度創設された補助金制度は、サテライトオフィスなどの整備費用の3分の2を、100万円を上限に交付する。市は「お試し」で入居した企業に同制度を紹介するなどして、市内への本格進出を促す方針。

 市産業立市推進課は「企業誘致の新たな在り方と捉え、進めていきたい」としている。