【真岡】市内企業を中心に組織する「ITメディア協議会」(飯野滋生(いいのしげお)会長)は、真岡駅舎内の市情報センター学習体験ゾーンにあるプロジェクションマッピングを投影するドーム内で、赤外線技術を駆使した来場者参加型の作品を放映している。作品名は「海のつながり」。来場者は特殊な端末を使い、かわいらしいCGキャラクターと協力しながら環境問題や海洋生物を学ぶことができる。CGや音楽、端末などは完全オリジナルの力作だ。

 同協議会は2002年に発足。市民にITを身近に感じてもらうとともに、その技術を活用した街おこしを目指している。

 同ドーム内では16年8月から、AI(人工知能)を搭載したロボットと来場者が会話しながら宇宙などを学ぶ作品を放映していた。「海のつながり」はそれに続く第2弾で、7月下旬から公開している。

 親とはぐれた子ガメのウィリーが大海原を冒険するストーリー。来場者は、同協議会が開発した「トーチリング」という端末を使い、赤外線を映像に照射することでウィリーの旅路を手助けすることができる。

 ストーリーには、地球温暖化によるサンゴの白化現象や、ごみの投棄問題などがちりばめられ、来場者は楽しみながら環境問題などを学ぶ。そのほか、登場する魚などに赤外線を照射するとその名称が表示され、海洋生物に関する学習もできる。

 同協議会事務局長の横田透(よこたとおる)事務局長(58)は「予算に限りがある中、加盟企業がボランティアで作品づくりに尽力してくれた。子どもに新たな気付きを与える作品になった」と手応えを口にしている。

 8月中は1日に6回上映し、9月以降も継続予定で、上映回数などを検討する。1回約15分間で、定員は20人。(問)同センター0285・83・8881。