県内林業の素材生産量の推移

 県内林業の2017年の素材生産量は前年比22・4%増の60万2千立方メートルに上ったことが16日までに、県環境森林部のまとめで分かった。60万立方メートル台となったのは32年ぶり。うち民有林は31・2%増で50万立方メートルに達した。利用適期が7割に上る民有林の有効な循環利用に向け、皆伐を促進していることが背景にある。今後は安定的な供給体制に向けて、就業者の確保などが課題となりそうだ。

 本県では「川中・川下」に当たる製材工場や流通業、建築業などの需要増大に対し、「川上」の素材生産量が不足しているとされる。県は「とちぎ森林創生ビジョン」で、民有林の素材生産量を40万立方メートル(11~14年平均)から、20年に60万立方メートルとすることを最重点指標にしている。

 17年の素材生産量は16年の49万2千立方メートルから11万立方メートル増加。都道府県別では11番目の多さだった。民有林は38万1千立方メートルから11万9千立方メートル増えた。