河原に放置されたバーベキューセットなどのごみ(鹿沼市提供)

飛び込み防止用のネットが破損している大芦川の天王橋(鹿沼市提供)

河原に放置されたバーベキューセットなどのごみ(鹿沼市提供) 飛び込み防止用のネットが破損している大芦川の天王橋(鹿沼市提供)

 鹿沼市内を流れる清流・大芦川流域で問題化しているオーバーツーリズム(観光公害)は、市や住民らが現地の見回りなど再三対策を講じているにもかかわらず解決の糸口を見いだせずにいる。駐車場整備などで路上駐車など従来の迷惑行為が減少した一方、飛び込みを防ぐために張ったネットが破られるなど新たな行為も確認された。夏休み後も河原でバーベキューなどを楽しむ観光客は多く、関係者は「マナーが守られない状態が続くと、規制を検討せざるを得なくなる」と頭を悩ませている。

 「あまりにもひどい」。観光客によるごみ放置などの観光公害対策に住民と協働で取り組む市の大芦川創生プロジェクトチーム(PT)リーダーで、同市職員の竹澤英明(たけざわひであき)さん(55)がパトロール時に撮影した写真を見せる。そこには食べ残しや衣類が入ったごみ袋のほか、使用済みで放置されたバーベキューセットなどのごみが写っていた。