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陽光が差す木立の中で営まれた法要

 【日光】山岳信仰が起源とみられる仏事「志津御婆尊(しづおんばそん)法要」が15日、男体山(2486メートル)北側の登山道沿いにある日光山輪王寺飛び地境内で営まれた。

 志津御婆尊は馬頭観音をつかさどる太郎山(2368メートル)の乳母とされ、登山道沿いの避難小屋近くにお堂がある。約50年前まで、安産や子育ての無事を祈る地元の女性らが法要を行ったという。途絶えていた伝統を後世に残そうと、2017年に輪王寺が復活させ、法要を執り行っている。

 この日は、中宮祠の輪王寺別院・中禅寺立木観音の僧侶や地元関係者ら約20人が参列。厳かな読経の後、焼香をささげた。立木観音の人見良典(ひとみりょうてん)執行(しぎょう)(64)は「皆さんの健康を祈願した。来年お参りする頃には新型コロナウイルス感染症が収まっていてほしい」と話した。