栃木県栃木市都賀町大柿の「栃木植物園大柿花山」でツリフネソウが見頃を迎え、秋の気配を漂わせている。
舟をつり下げたような形状が名前の由来とされ、水辺などに3~4センチの花を咲かせる。距(きょ)と呼ばれる花の後ろの突起部分が渦巻き状に巻いているのが特徴。同園入り口付近に群落が見られ、今月上旬から赤紫や白、黄色の花が咲き始めた。
15日は早朝から晴れ間が広がり、秋風に揺れるかれんな花を撮影する写真愛好家らの姿が見られた。宇都宮市、男性(73)は「今年は色づきも良い。3色の花が同じ場所で見られるのは珍しですね」と話していた。
今月末ごろまでは楽しめるという。