二社一寺で環境調査 日光ユネスコ協会 高校生や外国人と合同で

 【日光】日光ユネスコ協会(神林(かんばやし)すみ子(こ)会長)と市内3高校は23、24の両日、世界遺産二社一寺と周辺地区で合同環境モニタリング調査を行った。国際ボランティア「国際教育交換協議会(CIEE)」の外国人学生らも加わり、文化財の保護活動に取り組んだ。

 環境汚染から文化財を守るための調査で、同協会が市に協力して年3回実施。夏季は地元高校生も参加しているが、昨年は台風の影響で中止されたため2年ぶりの合同調査となった。

 日光明峰、今市、今市工業の3校の生徒、イスラエルやフランスなどのCIEEメンバーら計約40人が参加。23日に窒素酸化物(NOx)の濃度を24時間測定するカプセルを世界遺産エリア32カ所に設置した。

 24日はカプセルの回収を行い、高校生らは同協会メンバーから二社一寺の歴史などの説明を受けながら活動した。これまでの調査ではおおむね良好な数値で推移しているが、混雑する道路付近の大気で若干の汚れが確認されている。

 ロシアから来日した大学生アナスタシア・ダニクさん(19)は「母国での同様の活動は科学者が行うため、学生の参加は少ない」と驚いた様子。日光明峰高3年深谷駿介(ふかやしゅんすけ)さん(18)は「国内外の観光客が増加する日光の環境を守っていきたい」と話していた。