那須町で2017年3月に大田原高の生徒7人と教諭1人が亡くなった雪崩事故で、遺族の一部が県(県教委)や県高校体育連盟などに事故の責任を認め謝罪するよう求めた民事調停の6回目の期日が13日、宇都宮簡裁で開かれた。

 調停は非公開。遺族側はこれまでに県側が認めた責任について所在を明らかにするよう求め、賠償に際しての条件などについて意見していた。だが、遺族側によると、今回、県側から回答などを盛り込んだ書面は提出されなかったという。

 遺族側が出席を求めてきた講習会責任者の教諭3人は、この日も出席しなかった。遺族側は、3人の出席が実現しない中でも和解を図るため、重大な過失を踏まえた上で県側が3人に賠償を求めることを条件に盛り込んだ和解案を示した。

 長男公輝(まさき)さん=当時(16)=を亡くした奥勝(おくまさる)さん(50)は「回答を示さない姿勢が残念でならない。それでも歩み寄りたいとの思いから、不本意ながらも和解案を示した」と明かし、県側の真摯(しんし)な回答を求めた。