認知症カフェ、利用2000人 開設1年余、各種講座が人気 佐野

 【佐野】認知症の人や介護者が集う市内初の認知症カフェ「楽風(らふ)カフェ」が昨年7月のオープンから1年がすぎ、今月中旬に利用者2千人を達成した。カフェは田沼町の市介護予防拠点施設「いきいき元気館たぬま」内に設置。市から委託を受けた同所のNPO法人「風の詩(うた)」(永島徹(ながしまとおる)理事長)が運営し、毎週1回金曜日に開く。毎回30人以上が利用しており、市いきいき高齢課は「県内でもトップクラスの利用状況。できれば旧市内にも開設できれば」と期待を寄せている。

 楽風カフェは昨年7月1日、「楽しむ」「相談」「学ぶ」をコンセプトに、認知症の人と家族、地域住民、介護の専門職など誰もが気軽に参加できる場にしようと開設された。午前10時から午後3時まで開いており、200円で菓子付きの飲み物(コーヒー、紅茶)を提供する。

 喫茶だけでなく、各種相談や情報提供、専門職へつなぐサポート体制も整えた。認知症の予防、介護者支援講座のほか、ハツラツ元気体操や手芸、絵手紙などの講座も開催。特殊詐欺被害防止講話や救急処置講座といった暮らしに役立つプログラムも組み込まれ、地域の人も参加できる環境にした。

 今月18日はオープンとほぼ同時に2千人達成。市関係者などの来賓が参加し、くす玉割りのセレモニーが行われた。2千人目となった田沼町、村林省三(むらばやししょうぞう)さん(83)は「知らない人と仲良くなれてとても楽しい。(2千人目は)胸いっぱいです」と喜んだ。