おるたの家で思い思いに過ごす子どもたち

 不登校などの子どもたちの居場所をつくる栃木県小山市城東2丁目の「小山フリースクールおるたの家」が、今月で開設5周年を迎えた。5年間で15人の小中学生に学びの場を提供し、8人の進学につながった。しかし、昨年からは新型コロナウイルス禍により会員数が減少している。代表稲葉祐一朗(いなばゆういちろう)さん(39)は「コロナ禍で不登校になる子も多い。フリースクールの必要性は増している」と話している。

 おるたの家は、稲葉さんが2016年9月、同所の木造2階建てを借りて開設。子どもの主体性を重視し、個人で運営を行っている。随時、学生ボランティア数人が手伝っている。

 この5年間で市内外の小中学生15人が会員になり、そのうち8人が専門学校や定時制高校などに進学した。18年からは、おるたの家での学習が市内小中学校で出席扱いとして認められるようになった。

 同時受け入れが可能な人数は10人程度。コロナ禍で会員は減少しており、現在は3人となっている。稲葉さんは「5年間で制度的な追い風もあり順調に会員が増えていた中で、コロナの影響は大きい」と話す。

 5周年を記念し、今月は毎週火、金曜を無料開放としている。夏休み明けのこの時季は不登校になる子どもが増える傾向にあることから、稲葉さんは「無料開放を、どんな場所なのかを知るきっかけにしてほしい」と話している。

 12日は不登校支援について、ゲストを招いたオンラインイベントを開く。おるたの家は入会金5万円、月謝3万円。常時2週間の無料体験を実施している。詳細はおるたの家ホームページ(https://orutaoyama.amebaownd.com)。(問)稲葉代表080・7960・0178。