新型コロナウイルスワクチン年代別接種率(5日時点)

 新型コロナウイルスワクチン接種で、栃木県内の20代の1回目接種率は19・3%(全国平均29・16%)、30代は20・64%(同32・25%)で、いずれも全国平均を10ポイントほど下回っていることが10日までの県のまとめで分かった。2回目も20代、30代ともに低調で1割程度にとどまっている。若い世代の予約受け付けを開始したばかりの市町もあり、県は加速化に向けて積極的に取り組むよう呼び掛けた。

 接種率は今月5日時点のまとめ。2回目は20代が10・32%(同16・51%)、30代が10・51%(同17・9%)。県感染症対策課は「年代の高い順から優先的に実施してきたが、若者についても接種を急がなければならない」と説明する。

 ワクチン供給の見通しが不透明な中、多くの市町で全年代の接種計画を立てづらかった状況がある。国は10月10日までに12歳以上の9割が2回接種できる量のワクチン配分見通しを示しており、県はこれに基づき、市町と連携しながら接種の促進を図りたい考えだ。

 7日には副市町長会議を開き、若者の感染が増加していることを踏まえ、各市町に計画の前倒しなどを含め接種を進めるよう呼び掛けた。県としては県営接種会場などの若者専用枠を3割から4割に拡大するほか、2回接種した若者に県産品を贈る事業も計画している。

 9日から予約を始めた宇都宮市の県営接種会場の13~24日の平日で予約枠が埋まっていない状況もあり、インターネットなどでの周知も強化していく。

 福田富一(ふくだとみかず)知事は8日の定例記者会見で「ワクチン不足時のブレーキをかけたままの状態となっている。今後、加速しなければならない」と話した。