東日本大震災で損壊した当時の像

修復・移設した二宮金次郎像と中島さん

東日本大震災で損壊した当時の像 修復・移設した二宮金次郎像と中島さん

 東日本大震災で倒壊した足利市の旧北郷小月谷分校の二宮金次郎(にのみやきんじろう)像が、10年の時を経て復活した。震災がれきと化した石像に心を痛めていた月谷町、郷土史家中島太郎(なかじまたろう)さん(58)が私費で修復し8月下旬、中島さんが営む同所の旅館「巖華園(がんかえん)」北側の敷地に移設した。中島さんは「10年の節目に直せてよかった」と胸をなで下ろしている。

 石像は1937年、金次郎生誕150年に合わせて分校に設置された。96年の閉校後、校舎は市民俗資料室となったが、石像はそのまま残された。