電話で特殊詐欺への注意を呼び掛けるオペレーターら=6月下旬、宇都宮市内

 県警が家庭にコールセンターから電話して特殊詐欺防止を促す取り組みは10年が過ぎ、今年上半期の6月までにかけた件数は延べ205万7849件になった。特殊詐欺が知られるようになり、オペレーターは電話越しに県民の「抵抗力」の強まりを感じ取る。それでも今年上半期の被害は1億円を超え、7日にも4200万円の被害が発生。新型コロナワクチンの接種をかたるなど新たな手口が後を絶たず、県警は警戒を強めている。

 「キャッシュカードを警察官に求められたら詐欺です」。宇都宮市内の特殊詐欺被害防止コールセンターの一室。計14人のオペレーターが働き、増加傾向にある「キャッシュカード詐欺盗」などを説明した。