宇都宮市大谷地区のスマートIC新設予定地

 宇都宮市は6日の市議会一般質問で、東北自動車道で進めている「大谷スマートインターチェンジ(IC)」(仮称)の整備事業について、開通目標とした2022年9月に遅れが生じていると明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大の影響で地権者らとの用地立ち会いが遅れているという。市は「開通時期については今後、共同事業者のネクスコ東日本など関係機関と調整していく」としている。

 大谷スマートICは、東北道と県道宇都宮今市線(通称・大谷街道)が交差する地点に設置する。東北道鹿沼ICと宇都宮ICのほぼ中間地点に当たる。

 一般質問で高橋功(たかはしいさお)市建設部長は「コロナ感染拡大に伴い、複数の地権者を集めた用地立ち会いの延期を余儀なくされるなど事業進捗(しんちょく)に遅れが生じている状況」と説明。市によると、土地や建物を所有する権利者との交渉が7月に始まったばかりという。

 市によると、大谷スマートIC開通による効果として市西部地域の観光振興、中心市街地へのアクセス向上、災害時の救援活動や緊急物資輸送の迅速化などが期待されている。一方、住民の中には付近の交通量の増加や小学校通学路の安全への懸念など計画に不安の声もある。

 市は15年度、国から事業に必要な連結許可を取得。当時は20年度中の開通を目指していたが、19年11月の地域向け説明会で22年9月に変更していた。

 菅原一浩(すがわらかずひろ)氏(自民)が質問した。