赤見運動公園で開設された移動スーパー

 【佐野】市と食品スーパー「カスミ」(茨城県つくば市)は6日、高齢者の買い物支援などを目的とした「移動スーパー」を田沼、葛生地区などで開始した。毎週月~金曜、公民館や市営住宅駐車場など延べ42カ所を専用の軽自動車で巡回し、生鮮食料品や日用品などを販売する。

 市と同社が3月に締結した「買い物支援と見守り活動の推進に関する協定」に基づく取り組みの一環。同社は既に茨城、千葉両県で移動スーパーを実施。県内では初めてという。

 市政策調整課によると、市内では既存の食料品店が半径200~300メートルの範囲にない場所を中心に販売場所を設定した。同社ビジネス変革本部で移動販売を担当する渡辺文彦(わたなべふみひこ)さん(58)は「(佐野・浅沼店などの)売れ筋を中心に、常時650~680点をそろえる」と話している。

 初日のこの日は、赤見町の赤見運動公園や新吉水町の吉水市営住宅など9カ所を巡回した。同町の70代男性は「車に乗らない高齢者にとって、こういう店は助かる。3密を避けられるので新型コロナウイルスの感染防止にもなるのではないか」と歓迎していた。