東京パラリンピック選手村の「修理サービスセンター」で車いすや義足などを修理、メンテナンスするスタッフ(Tokyo2020提供)

東京パラリンピック選手村の「修理サービスセンター」で車いすや義足などを修理、メンテナンスするスタッフ(Tokyo2020提供)

東京パラリンピック選手村の「修理サービスセンター」で車いすや義足などを修理、メンテナンスするスタッフ(Tokyo2020提供)

東京パラリンピック選手村の「修理サービスセンター」で車いすや義足などを修理、メンテナンスするスタッフ(Tokyo2020提供) 東京パラリンピック選手村の「修理サービスセンター」で車いすや義足などを修理、メンテナンスするスタッフ(Tokyo2020提供) 東京パラリンピック選手村の「修理サービスセンター」で車いすや義足などを修理、メンテナンスするスタッフ(Tokyo2020提供)

 車いすテニスでタイヤがパンクした、車いすバスケットボールの衝突でフレームがゆがんだ-。東京パラリンピックの選手村に、選手の義足や車いすなどを直す「修理サービスセンター」がある。いわば用具の“病院”だ。

 選手にとって義足や車いすは「体の一部」。壊れてしまえば、プレーを続けることはできない。迅速に対応するため、センターの出張所が各競技会場に計14カ所設けられている。

 1日までの修理件数は1400件に上る。新型コロナ感染対策で内部の取材はできないが、センターの担当者によると、各国から集まった技術者106人が、昼夜にわたり作業に当たっているという。

 センターは、ドイツが本社の義肢装具メーカー「オットーボック」が、1988年のソウル大会から開設。今大会で夏冬計16大会を数える。メーカーにかかわらず無償でサービスを提供している。

 2012年のロンドン大会、陸上の男子100メートル決勝。ドイツのハインリッヒ・ポポフ選手(38)はレース5分前に義足のねじが壊れ、夢を諦めかけた。しかしセンターがすぐに修理し、圧巻の走りで金メダルを獲得できた。8月末、東京で記者会見したポポフ選手は「修理のおかげでストレスから解放されて走れた。選手にとって最も重要なサービス」と力を込めた。

 夏季大会は、修理依頼の8割以上が車いす関係という。3日以降、車いすテニス、車いすバスケで県勢が、メダルを懸けた大一番に挑む。そのパフォーマンスを技術者たちが支えている。